青花牡丹唐草文扁壷
口径7.5、胴径38.2、高50.7、
底径15.0×8.3、「大清乾隆年製」銘、
100万円
全面に描かれている牡丹唐草文や霊芝の双耳及び輪組み装飾などに、点点により「にじみ」の効果を意識的に表現している。これは清朝の雍正~乾隆時代に、明朝初期の永楽・宣徳の青花に対する関心が高まり、それらの青花を写した器物が大量に生産されたが、明初特有のの青料の「にじみ」はまねすることが出来なかったので点描によってそれに倣ったものであるといわれている。黒味を帯びた深い青花で透明ながら青味のある釉をかけているが、明初の釉のような肌合いのもとは異なっている。両面の中央部に八卦の乾と坤、側面に巽・離・震・兌・坎・艮の図形が表現されている。大器でありながら隅々まで丹念に青花を施すなど乾隆官窯の技巧美が貫かれた作品である。 |